性格容姿共に醜くい最悪のドラゴンは『世界で一番美しいもの』を追い求めていた。
しかし、ある国で出会った美しい少女に『誘拐してくれ』と頼まれ、そこから捻くれと純粋の短い交流は始まる。
「お前は綺麗だから汚してやりたくなるんだ」
「まぁ、綺麗だなんて嬉しいわ」
「・・・馬鹿にしてんのか・・・?」
水辺に映る美麗の青年・現実では醜いドラゴンの姿である彼は、穢れが無い少女に嫉妬し、忌み嫌い、そして『恋』をした。
決して結ばれない一匹と一人に待ち受けていたのは―――
レッド | 性格も姿も最悪に相応しい最強のレッドドラゴン。 水を嫌い、人を嫌い、世界を嫌っている。 口も相当悪く、しかし少女との関わりの中で少しづつ何かを変えていく。 |
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シャルロット | 一度も城から出た事の無い完璧な箱入り娘の純粋美少女。 初めて会ったドラゴンに誘拐を頼み、レッドの暴言や暴力に体も心も傷つき、現実に怯んでしまう。 それでも健気に、ドラゴンとの関わりに段々と『自分』というモノを知っていく。 |